05「服装」の作法

結婚式に黒で出席するのは?

街中に黒い服の集団がいるから、お葬式帰りかと思ったら結婚式帰りだった、という経験が増えています。男性はもともとダークスーツが多いなかで、最近はグレーよりも黒が多いし、女性では黒いスーツを着る人が増えたようですね。スタイリッシュだとも考えられるけど、下手するとじみーな会にもなりかねない。みなさん、正直なところ、結婚式に参列するときは、華やかなほうがいいと思いますか、黒で決めた集団のほうがかっこいいと思いますか。

 コメント

はじめまして。冠婚葬祭の本を2冊書いております。
辰巳さんの今回の御高著を、頼もしく拝読しています。服装についてとやかく言うことを嫌う昨今ですが、この場合大切なことは、お祝いする気持ちを服装でも表現することではないでしょうか?結論から申しますと、お祝いの席で黒を着こなすには、黒に負けない品格とセンスが要求されると思います。黒のゲストドレスが多くなったのは、フォーマルの服装全体がカジュアルダウンしてきた、という流れのなかにあってのことでしょう。先日車中で見かけた引き出物の袋を下げた黒のドレスのお嬢さん、ぼさぼさの茶髪を無造作にまとめ、ビーズのアクササリーにミュールと、まるでリゾート地から帰ってきたかのようでした。また、最近多くなってきた教会の挙式に、洋装の黒を着るのは明らかににマナー違反ですから、注意が必要です。確かにシンプルな黒のドレスは、華やかなアクセサリーなどでいかようにもアレンジが効く便利なものですが、肌を出し過ぎたりすれば下品にもなりやすいし、上品さと華やかさを大切にしたい披露宴で、さすが、と思える黒の達人にはなかなかお目に掛かりませんね。

投稿者 武内 純子 : 2005年07月17日 11:35

はじめまして。辰巳さんの本を最近拝読して興味を持ち、このサイトにお邪魔してみました。三十代の主婦です。
さて、この議題についてですが、「女性の招待客は、できれば黒以外の服のほうがいい」というのが私の個人的な意見です。女性の、と限定したのは、男性のブラックスーツ集団は、まあいたしかたないか・・・と思っているからです。衣装持ちの人は女性より少ないですし。
先の武内さんのコメントには、全面的に賛成です。さすが、マナーのプロの方のご意見。ただ、あえて黒のドレスを着るならば、刺繍入りなどの素材に凝ったものを選び、その上にさらに、色もののジャケットやショールを加えるなどして、黒の分量をある程度少なくすれば、許容範囲かな、と私は思います。アクセサリーだけで全身黒を着こなすのは、やっぱりお祝いには地味すぎる気が。(ついでに言うと、ミュールも真夏以外はよくないと思ってます)
黒い服は、どんな色とも「合わせられる」のが、逆に強みだと思えるので、結局は、分量が多すぎなければいいのでは。といっても、会場は男性客だけでかなり色調が暗くなっちゃうわけですから、やっぱり女性は色ものを着るのがベスト、と思いますが。「会場を華やかにするのが女性客の役目!」と、ある意味考えている、というわけです。

投稿者 tomoko : 2005年07月17日 13:27

>「会場を華やかにするのが女性客の役目!」

いいですね。そのとおり。それに、いまどき思い切りドレスアップできる機会って少ないんだから、自分の楽しみのためにも華やかに装いたいですよね。

さて、このサイトにも竹内さんのようなプロの方や、tomokoさんのような生活実感に基づいてしっかりとした意見をもった方が書き込みしてくださって、嬉しいことです。
男性も、「私ってマナーはよくわからない」という若い方も、1行でもおおいにけっこうですので、書き込んでくださいね。

この場には正解不正解があるわけではなく、みんながどうしたいと思っているか確認しあう場なんですから。

投稿者 辰巳渚 : 2005年07月18日 10:01

そうですね~本当に黒は、お祝いには地味過ぎますね、きっと。

じつは1年前に、以前勤めていた会社の後輩の結婚式に出席することになり、何も着ていくものがなくて、慌てて買い物に行ったのですが、やはり黒いものに目がいって、黒のドレスを買ってしまいました。いちおう上着に色物を重ねましたが、お店に黒い服が多くなっているんですね。
せっかくのお祝いの席ですから、「無難に黒にしておこう」というのでは、工夫がありませんよね。反省、です。

投稿者 mogura : 2005年07月19日 22:32

華やかな服というのも、意外と着慣れないとサマにならない(似合って見えないし、自分も落ち着かない)もの。だからつい「光沢のある黒なら華やかだし、着慣れているし」というので「お洒落な黒」に手を出しがちなんですよね。
「私は赤が似合う」「私はエメラルドグリーンがすっきり見える」のように黒以外のレパートリーがもてるといいと思います。そのために、結婚式を(着慣れた)黒以外の色を着てみる機会として活用してもいいのでは?

投稿者 編集N : 2005年07月20日 15:50

黒を華やかにに着こなしているお手本は、アカデミー賞など、有名な映画祭での美しい女優さん達のソワレですが、そもそも私などとは体型、容姿が違ううえに、大胆に肌を出し、長く裾を引くデザインは、昼夜の礼装の区別の、曖昧な日本で着用する機会はあまりありませんよね。そうすると、どうしても無難、地味な黒を選んでしまうことになります。
ですから、tomokoさん、moguraさんのように、黒のドレスに色物を羽織るというのは、迷った上に辿り着いた賢明な方法でしょう。そこでカジュアルになり過ぎないよう、ちょっと羽織りものやアクセサリーを奮発すると、成功しそうです。

投稿者 武内 純子 : 2005年07月21日 12:37

まったくの余談ですが、この歳になって「二の腕が太い」というコンプレックスから解放されて、ノースリーブを着るようになっています。すると、なんだか堂々とした気分に。ソワレを着ている女優さんたちって、みんな堂々としていて、もちろん「セレブ」だからだろうけど、服装の所以(肌を出している)もきっとあると思うんですよね。

投稿者 辰巳渚 : 2005年07月21日 12:52

色について。つまり、招待客の間で、来る人みんなと服の打ち合わせをするのは、まず不可能ですよね。友人どうしならともかく。
そこで、会場について初めて他の人と一堂に会するわけですが、その時、女性客が黒ばかりというのも、なんとも。黒のドレスが重複すると、相乗効果でなんだか地味さが倍以上になる気がしまして・・・これ、私だけの感覚でしょうか。
それを避けるために、初めから「結婚式にだけは黒は着ない」と、自分に言っているようなものです。

ノースリーブの解放感、なんかわかります。ハリウッドの女優さんばりに露出度を上げるのは、難易度が高すぎてできそうにありませんが、腕や襟元の出るデザインのフォーマルは、けっこう好きです。それも、女性ならではの華やかさの演出ということで、いいのじゃないでしょうか。品を落とさなければ・・・。

投稿者 tomoko : 2005年07月22日 13:15