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辰巳渚とみんなで作る「新しい作法」
『日本人の新作法』が提案する15の作法とは?
『日本人の新作法』では、暮らしの作法を15に分けています。暮らしのなかでの悩みごと、決めなければならないことを、「冠婚葬祭」の軸ではなくこの15の作法を軸に考えてみてください。すっきりとわかりやすくなるはずです。
「贈り物」の作法 「お返し」の作法 「招待されたとき」の作法 「もてなし」の作法 「服装」の作法
「お礼・お知らせ」の作法 「電話・携帯電話」の作法 「挨拶」の作法 「近所づきあい」の作法 「家族のつきあい」の作法
「人づきあい」の作法 「公共の場でのふるまい」の作法 「頼みごと」の作法 「年中行事」の作法 「身の始末」の作法

「贈り物」の作法 「贈りたいから贈る」でよい
贈り物は、なによりも贈る人にとっての楽しみであり、喜びなのではないでしょうか。たいせつな人のために贈り物ができる「私」はそれだけでラッキーであり、ましてや贈った相手が喜んでくれたらなおさらラッキーと考えてみましょう。しきたりや義務として贈るのもいいけれど、贈りたい人に、贈りたいときに、贈りたい物を贈ることで、心の通った人づき合いができるようになるはずです。
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「お返し」の作法 「お返しはしない」が新しい作法
冠婚葬祭の機会に贈り物をいただいたら、「お返しはするものだ」と決めてかかってはいませんか。でも、義務で来る「お返し」の品よりも、心からの「ありがとう」という電話や手紙のほうが、贈った人もずっと嬉しいはずです。贈り物をいただいたら、心からお礼を伝える。「お返し」はしない。それでよし、としませんか。
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「招待されたとき」の作法 「呼ばれたから行く」でなくてもよい
招待を受けたときに、まず真剣に検討すべきなのは「行くか、行かないか」。素直に「行きたい」なら、しきたりを知らなくても多少忙しくても、喜んで行くのが相手の好意に応えることになります。「行きたくない」なら、行かない勇気もたいせつです。行きたくないのに嫌々行くのは、相手にかえって失礼です。
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「もてなし」の作法 家に人を呼ぶことを楽しもう
人をもてなすとは、特別なことではありません。いつもの自分の家を、ちょっとだけ心配りをして季節の花を飾ったり、掃除をしておく。いつもの自分の食卓を、ちょっとだけ手をかけた料理にしたり、おいしい物を買ってきて並べたりする。そして、相手がいごこちよくくつろいで、あなた自身も楽しく過ごすことが、なによりの「おもてなし」になるものです。
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「服装」の作法 その場にふさわしくない服装はしない
招待されたとき、観劇など特別な場所に行くとき、「何を着ていこうか」と迷ったら、「ふさわしい服装をする」と考えるよりも、「その場にふさわしくない服装だけはしない」と考えれば、すっきりします。
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「お礼・お知らせ」の作法 自分の言葉で手紙を書こう
こんにちでは、電話、Eメールといった便利で身近なコミュニケーションの道具がありますが、だからこそ手紙のもつ温かみや手間ひまが価値をもつのだと思います。とにかく「手紙を書く」というだけで、相手への礼を尽くしていることになるのです。手紙を書くだけで上等、もし定型やしきたりが守れていれば奇特な人、くらいに軽やかに考えて、自分の言葉で手紙を書きませんか。
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「電話・携帯電話」の作法 ルールを共有しよう
公共の場所での携帯電話の使い方、固定電話との使い分けなど、電話をめぐるルールはまだまだ混乱しています。また、振り込め詐欺やセールスなど電話のトラブルも後を絶ちません。そろそろ、みんなで共有できる「電話の作法」を確立する時期です。その作法の基本は、「今すぐ」「1対1で」「直接」話すメリットを生かすことに立脚したほうがいいでしょう。
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「挨拶」の作法 「挨拶はするもの」である
わかっているけれども口に出せないのが挨拶です。英会話と同じで、簡単な言葉でも口に出す習慣がなければ、とっさのときに出てこないもの。だからこそ、「挨拶はするものだ」と意識して挨拶の言葉を口に出すようにするのがたいせつなのでしょう。気持ちよく挨拶が交わせただけで、人と人との距離はぐっと近くなります。
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「近所づきあい」の作法 自分から始める
最近は、近所づきあいも親戚づきあいも、かつてほど濃厚なものではなくなっています。でも、日々の暮らしをスムーズに営むためには、やはりご近所とつかず離れずの気持ちのいい関係があったほうがいいのではないでしょうか。「手を借りる」「トラブル解決」などの目的がなくても、近所の人とじょうずにつきあうと日々が楽しくなります。いまの暮らしに合った近所づきあいの作法を見つけるために、まず自分からはじめましょう。
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「家族のつきあい」の作法 家族のあいだにも作法がある
「家族仲よく」「家族はたいせつ」と思っていても、「どう仲よくするか」「どのようにたいせつにするか」という具体的な「作法」が、いま、わからなくなっているようです。「家族の作法」はあらゆる社会生活の基本。まず「家族のあいだにも作法がある」とはっきり了解しあいたいもの。そして、家族で具体的に共有し、実行していくことで、新しい「家族の作法」ができていくはずです。
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「人づきあい」の作法 「ともにすごす場」を最優先に
人づきあいのもっとも純粋なかたちは、「いま、このときを、ともに過ごすこと」です。家族なら同じ家でごはんを食べる、会社の同僚なら同じ職場で楽しく働く、友人ならいっしょに映画を観たりおしゃべりをしたりする。ともに過ごしたい人と、ともに過ごす時間を気持ちよくするために、相手のことを考えたり場を作ったりする配慮が、「人づきあいの作法」です。
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「公共の場でのふるまい」の作法 「自分のため」でいい
公共の作法は、「みんなのために」などときれいごとで考えていては、わからなくなるだけ。原点は「自分のため」でいいではありませんか。なぜなら、他人を気持ちよくすることが、けっきょくは自分を気持ちよくすることにつながるものだからです。たとえば、立っているのがつらそうな人に席を譲るのがあたりまえになることで、自分がつらいときに自然に席を譲ってもらえるようになります。つまり「自分のため」とは「お互いさま」につながるわけです。
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「頼みごと」の作法 「頼み頼まれる暮らし」を作る
日々の暮らしにおいて、なんでも一人で解決できるわけではないでしょう。どんなにがんばってもできないこともあるし、予定を立てていても狂うこともあります。思うように行かないのはあたりまえだからこそ、じょうずに人の力を借りたり人に力を貸したりすることで、ずっと暮らしが楽になります。頼みたいことは頼む。頼まれてできることなら、やってあげる。それが新しい「作法」です。
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「年中行事」の作法 年中行事をしよう
節分、ひな祭り、お花見、お盆、紅葉狩り・・・。年中行事とは、特別な人がやることではありません。家庭の楽しみとしてやりたいこと・できることを、暮らしの一部に取り入れればいいのではないでしょうか。そして、毎年の「同じこと」が、日々の「めりはり」になる。年中行事のおもしろさは、ここにあります。
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「身の始末」の作法 自分の「意思」をたいせつにしよう
現代は、ひじょうに選択肢の多い時代です。結婚のかたち、仕事の選択、家の所有、病気の告知、葬儀のスタイル・・・それらについて、完璧に備えようとすると息苦しくなりますが、その時々で「自分はどうしたいのか」くらいは考えておきたいものです。そのような「意思」を持ち、それを自分勝手に押しとおす前に、周囲に理解してもらう努力をする。それだけで、暮らしは心おだやかなものになるはずです。
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